15歳、今この瞬間を
でも今は違って、心地良いドキドキが身体を巡って、ふわふわとする。
「…」
気を引き締めていかなきゃ、S高目指すんだから!
そう心の中で喝を入れ、教室に入った途端ーー、
「夢希ちゃん、ちょっと来て!」
あたしは腕を引かれ、小野さんに拉致られた。
「え、ちょっと何…」
「座って座って」
促され、というよりは強引に、小野さんの席に座らされたあたしの前には、斎藤さんがいた。
斎藤さんは小野さんと仲がいいから、その繋がりであたしとも仲良くしてくれている。
夏休みには、何度か3人で遊んだりもした関係だ。
「さ、斎藤さんまで…どうしたの?」
「夢希ちゃん、菊谷くんと付き合ってるって本当?」
「え…何で……」
耳打ちしてきた割には大きな声で、その内容をはっきりと聞きとることができた。
「夢希ちゃん顔真っ赤だよー。ホントにホントなのぉ?」
小野さんが、周りを気にしながら控え目に言う。
リョウくんと付き合い始めたのは夏休み中のことで、小野さんたちにはまだ話していなかった。
「…」
気を引き締めていかなきゃ、S高目指すんだから!
そう心の中で喝を入れ、教室に入った途端ーー、
「夢希ちゃん、ちょっと来て!」
あたしは腕を引かれ、小野さんに拉致られた。
「え、ちょっと何…」
「座って座って」
促され、というよりは強引に、小野さんの席に座らされたあたしの前には、斎藤さんがいた。
斎藤さんは小野さんと仲がいいから、その繋がりであたしとも仲良くしてくれている。
夏休みには、何度か3人で遊んだりもした関係だ。
「さ、斎藤さんまで…どうしたの?」
「夢希ちゃん、菊谷くんと付き合ってるって本当?」
「え…何で……」
耳打ちしてきた割には大きな声で、その内容をはっきりと聞きとることができた。
「夢希ちゃん顔真っ赤だよー。ホントにホントなのぉ?」
小野さんが、周りを気にしながら控え目に言う。
リョウくんと付き合い始めたのは夏休み中のことで、小野さんたちにはまだ話していなかった。