15歳、今この瞬間を
そして、不思議と表情が笑顔に変わる。
太陽に照らされている葉っぱが、キラキラと水面みたいに見えたーー。
「あ」
思わず声をあげたオレは、まだ不機嫌そうなリョウを見て言った。
「三浦に絡まれたわ(笑)」
「三浦に?」
「あぁ。三浦も、夢希のことありさに似てるって言ってたぞ」
「……」
リョウは、何も言わなかった。
何も言わずに目線を窓の外に移したリョウも、キラキラと揺らめく葉に海を見ているのかもしれない。
目を細めるその表情は、ありさのことを想っているようだったから。
ありさは、海が好きだったーー。
いつか海で泳ぎたいと、いつも言っていた。
……でもそれは、叶わなかった。
3年と少し前、もうすぐ12歳になろうとしていた7月、ありさだけが12歳になれなかった…。
三浦が言っていたようにーーー死んだんだ、オレのせいで。
太陽に照らされている葉っぱが、キラキラと水面みたいに見えたーー。
「あ」
思わず声をあげたオレは、まだ不機嫌そうなリョウを見て言った。
「三浦に絡まれたわ(笑)」
「三浦に?」
「あぁ。三浦も、夢希のことありさに似てるって言ってたぞ」
「……」
リョウは、何も言わなかった。
何も言わずに目線を窓の外に移したリョウも、キラキラと揺らめく葉に海を見ているのかもしれない。
目を細めるその表情は、ありさのことを想っているようだったから。
ありさは、海が好きだったーー。
いつか海で泳ぎたいと、いつも言っていた。
……でもそれは、叶わなかった。
3年と少し前、もうすぐ12歳になろうとしていた7月、ありさだけが12歳になれなかった…。
三浦が言っていたようにーーー死んだんだ、オレのせいで。