15歳、今この瞬間を
でも、ブレスレットの一件で腕を掴まれた時も、同じ様に冷たく恐く感じた…。

いつもは優しいリョウくんなのに……。

あたしは黙ってロウの後について、リョウくんの家の門から外に出た。

そして、改めて家路につこうとしたあたしだったけど、

「送るわ」

「え⁈」

突然の申し出に、動揺してしまうあたしだった。

だってさっき、「そこまで」って言ってたのに……。

「でも往復したら1時間くらいかかる…」

「雨が降りそうだから、さっさと行くぞ!」

「……」

聞いちゃいないよ、全く。

でもこういうところが、ロウらしいというかなんというか。

「なんだよ?」

「別に〜」

自然と、笑顔になってしまうんだ。


「なぁ、夢希」

「なに?」

歩きながら見上げたロウの笑顔は、相変わらず青空が見えてくるようだった。

「これ、約束の」

「あ…!」



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