ヤンデレくんとツンデレちゃん
アイツに薄暗い空き教室に連れ込まれた。


「どういうつもりよ……こんなことして、」

「やっと話してくれた」

「!」

「やっとボクのこと、見てくれた」

「そりゃあこんなことされたら……」


出ていこう、と思ったそのとき。


「……逃がさないよ?」


肩にかけていた鞄をおろされ


両手を捕まれ


「え、待っ……」


――手首を縛られた。

< 82 / 296 >

この作品をシェア

pagetop