病院嫌いなのにステップファミリーはお医者さん

体調崩したって気づいた時に、パパのクリニックに行けばよかったんだけど、病院嫌いで行かなかった。

夕食になってダイニングに行ったけど、身体が熱いし、頭痛もあって、食欲もない。

ママから、「顔が赤いけど、熱でもある？」って聞かれてしまった。
「うん。。。」
ママに額に手をあてられて「やっぱり熱あるよ。」っていわれて体温計を渡された。
熱はかってみたら、38度だった。
「何度だった？」ってパパに聞かれて「38度」と答えた。
「ちょっと高いね。診てみようね。」って言われて、リビングのソファーに連れて行かれた。

「何か症状ある？頭痛いとか。。。」パパは言いながら、聴診器を耳に当ててた。
「頭痛い。身体も熱いし、汗がでる。」って答えた。
「じゃ、ちょっと診るよ。」ってＴシャツの裾から聴診器を入れて胸に当てられた。
「ゆっくり息しててよ・・・はい、いいよ。胸の音は大丈夫。次はノド見せてね。あーん・・・はい、いいよ。ノドも大丈夫。顔触るよ」ってパパに言われて、目の下をめくられた。
「ちょっと貧血気味かな。あと、脱水症状があるね。汗がいっぱい出るなら経口摂取だと追いつかないんだろうから、点滴しようね。取ってくるね。」って行ってパパはクリニックに行ってしまった。

パパを待ってる間、ママから色々聞かれて、今日の午前中に図書館に行ってたこととか、暑くってしんどいなって思いながら歩いて帰ってきたこととか話ししてた。

パパが戻ってきて、「じゃ、点滴、このままソファーでやる？」って聞かれた。
なんとなく、一人で部屋で寝ている気分になれなくて「うん。」って答えた。
「よし、じゃ、ここでしようね。腕出してよ〜。」って言って左腕をとられ、駆血帯で縛られた。
ママが腕をそっと抑えてきた。「力抜いた方が痛くないよ。。。チクってするよ〜」って言われてすぐ、チクって痛みがきた。