千秋先輩。その鈍感、本気ですか?

2人の作戦

「あ"ーーーーーーーーーー」

誰もいない教室で、1人で悶絶する。

劇はなんとか納得いく形で終わって、みんな一通り写真を撮ったら出店に向かってしまった。


愛海ちゃんも告白大会のリハーサルで、千秋先輩のライブまで時間も微妙に空いているから暇を持て余してる。

クラスの子が「一緒に回る?」って聞いてくれた時に一緒に行けばよかったけど、頭がぐるぐるしてたから断って1人で整理しようと思ったけど……逆に、考えれば考えるほどこんがらがって訳が分からなくなる。


「「どうしよう……」」

ガラッとドアが開いて人が入ってくる。

「あれっ瀬尾先輩??」


「えっ?……あっ!ここって空き教室じゃなかったっけ???」


「今年からクラス増えたらしいので普通に使ってます!」


「あー……そっか〜」
へたっと先輩がしゃがみ込む。


「…先輩、結局告白大会出られるんですか?」


しばらく間が空く。


「……あのさ、俺の話ちょっと聞いてくれない?」
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