PARLIAMENT
プルルル‥
ちょっと緊張。
だって怒られそうやもん!
宿題進んでる?って聞かれる度
ばっちり!とか言ってたし‥
『もしもし?』
「翔ちゃん?一生のお願いがあるねん!何も言わずにきいてあげてっ」
『は?』
「何も言わんといてってゆったやろ!」
少し強気で行こうと思ったら、なぜか逆ギレしてるみたいに‥?
マナ 何してるんやろ(笑)
隣でナギも笑ってる。
『どーせ宿題終わらんねやろ?(笑)なんの教科?』
「か、化学!」
『お前今日夜いける?』
「いけますいけます!」
『なんなんお前(笑)俺先輩に呼ばれてて行かなあかんから、遅くなるけどいい?22時とか』
「全然いいよ!」
『じゃあまたあとで連絡するな』
マナ、翔ちゃんのこと天使やと思った。
宿題終わるし 翔ちゃんに会えるし‥
夏休み散々色々あったけど
最後くらいいいことあるもんやね!
それから、あたしとナギはナギのバイトの時間までに ファッキンで化学のレポート以外を写し終えた。
これで翔ちゃんに手伝ってもらったら、宿題終わりやし‥ほんま良かったー!
あたしはナギと別れて、翔ちゃんから連絡がくるまで家にいよう と駅に向かって 1人で歩いていた。