生きていくこと
なんとか1日乗りきって、帰寮。
ドアを開けたら、穂乃里が飛んできた




「ことは!体調どう??とりあえず入って!」




「うーん、大丈夫大丈夫ー。あれだね、実習終わって気が抜けたんだよー」




穂乃里は私の発言に全然納得してない様子で
「そんなふうにはみえないよ。顔色良くないの元からだけど、最近更に悪いし、今だって、なんか苦しそうだよ。呼吸数30くらいあるもん。ことはは心配されるの嫌かもしれないけど、ほっとけないもん、わたし。病院行こうよ」




呼吸数を測っていたとは……さすが穂乃里。




「ごめんごめん。心配…かけちゃって。…とりあえず今日帰って、……明日喘息の受診もあるし、そのときに…言ってみるね。だから大丈夫!………穂乃里も実習おつかれさま!この日を心待ちに……してたのに、こんなになっちゃってごめん!……またこんど盛大に喜びを分かち合おうね!」
こう言って、急いで家に帰った。
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