何度でも、愛を叫ぶ。


「ごめん。二宮さん。」




低く掠れた声が、耳元に響く。




「二宮さんが、好きだ。」



そんな伊藤くんの声が、耳元に響く中、



『お前の、せいだ!!!』



ただ、怖くてひとりぼっちだったあの時の言葉が頭に響いていたんだ。



< 34 / 646 >

この作品をシェア

pagetop