嵐を呼ぶ噂の学園① とんでもない学園に転校して来ちゃいました!編
誰かと…ぶつかった?


目を開けるものの、スモークがかかっているかのように、景色がぼやけてモノの輪郭が捉えられない。


…って、謝らなきゃ!


私がぶつかって行っちゃたんだ、きっと。  

なんて、ドジなの、私…。


周り、見ようよ…。



強く打ちつけた体は、なかなか起き上がってくれない。


がんばれ、湖杜!


負けるな、湖杜!


…ーースイッチ、オン!



体が自動的にぴょんっと飛び上がり、くるりと回った。



「ごめんなさい!…あのぉ、お怪我はありませんか?」
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