始まりの道下師
ある夜魔法使いは


ある、サーカスが開幕した、夜のことでした。




どこかでかぼそい、泣き声がすると思ったら、女の子なのでした。


静かにサーカスの邪魔に、人の邪魔にならないよう、角によって、膝を抱きしめていました。





女の子は、寂しかった。




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