艶恋オフィス クールな室長に求愛されてます
「駒宮室長、この企画書なんですが、見て頂いてもよろしいでしょうか?」

「あぁ」


私は、上層部との会議から先ほど戻ってきたばかりの駒宮室長に、ずっと握りしめていた書類を手渡す。

少しずつ作成に慣れてきた企画書を、どうにかこの数日で完成させた。

この間の駒宮室長との休日で思い浮かんだ案をもとに思い浮かんだ企画をいくつかまとめてみたものだ。

「一押しは、着回しセットです。一週間のトータルコーディネートをサイト上で提案して、その服全部をセットにして販売します」


その場でパラパラと私の作った企画書を眺める駒宮室長の姿に私は一気に緊張して手に汗が滲んでくる。

緊張感がピーク通り越して、私は一気に捲し立てる様に企画書の内容を喋る。


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