僕は君を世界で一番、そう一番愛し続けているんだ。純情すぎてもう君しか見えなくなっているこの純愛
「ねえ敬くん」



「ん?」


もうすでにそのあだ名を受け入れている自分にも驚きを隠せないのだけれども。



彼女は何かを言おうとしたが、口を押さえた。


「どうした」


「ううん。なんでもない。さあ帰ろう」



「なんだよ、言ってよ」



「何でもないってば」



それ以上僕は追求しなかった。



そんなことはどうでもいいとも思えた。








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