この恋は、きみの嘘からはじまった。





これで私も隠し事はなにもないし、悩みもない。



また気持ち新たに楽しい学校生活を送るぞ。






「でも、今度なにかあれば必ず言ってよ。
隠されてるのってけっこう悲しいから」


「本当にごめんね。
わかりました」


「わかればよろしい」






奈々ちゃんは満足げに笑ってくれた。


ちゃんと言うようにしよう。




強い味方がいてくれるんだもんね。





私は幸せ者だ。








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