家政婦になりました。1


「朱音さん。料理は?」


『人並みには出来ます。』


「掃除は?」


『出来ます。』


「何故アルバイトを?君はまだ若い。」


『それは...』

私は全てを話した。


父親が他界。母親は病弱。
それに私には弟が四人いる。

それを養うためにはお金が要ること。
長女である私が稼がなきゃいけないこと。


「なるほど.....最後に、空良の面倒を見てやってくれるか?」


『勿論です!』


「...よし、採用!」


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