ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐

楓摩side2

その日の夜中

朱鳥は、ひどくうなされていた。

夜中何度も目覚めて、トイレに行って吐いたりもしていた。

俺も、朱鳥について行って、できるだけ楽になれるようにはしたけど、それでも数時間ごとの悪夢は収まらないようだった。

これは、明日、北斗にカウンセリングしてもらわないとな……

そう思い、夜中なのは知っているけど、朱鳥があまりにも辛そうだったので北斗に朝一でカウンセリングに来てもらえるようにメールをした。

この様子だと、きっと明日は、朱鳥も家から出たくないだろうし、もしかしたら、熱も出てしまうかもしれないし、家に来てもらうのが一番だろう。

メールをしてから、15分もしないうちに返信は帰ってきた。

"了解。夢、あまりにも辛そうだったら、ずっと抱きしめてあげて。寝るのが嫌そうだったら、無理に寝かしつけなくてもいいから。
俺も、早くカウンセリングしてあげたいから、明日は7時くらいには行くよ。"
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