ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐

楓摩side

家に帰ってくると朱鳥は気持ちよさそうに眠っていた。

話に聞くと、少し心の重荷が降りたみたい。

北斗が帰ったあと、葉月と柚月の世話をして、寝かしつけ、朱鳥も寝室に運ぼうと思いリビングへ向かうと、朱鳥は起きていた。

「おはよう、朱鳥。」

「……楓摩」

朱鳥はまだ少し寝ぼけたような顔をしている。

「朱鳥、夜ご飯食べる?それとも、今日はもう寝る?」

「…………寝る…」

起きていると言っても、半分眠っているような状態の朱鳥と寝室に向かい、俺も一緒にベッドに入る。

「………楓摩、私、ダメな子じゃない…?今日も、葉月と柚月のお世話……出来なかった…」

「朱鳥はダメな子なんかじゃないよ。毎日、いつも頑張ってるでしょ?大丈夫。まずは、朱鳥が元気になってくれたら、ちょっとずつお世話も手伝ってくれたらいいから。というか、今も辛いのに手伝ってくれるじゃん。だから、朱鳥は悪い子なんかじゃない。大丈夫。」

そう言って、頭を撫でてあげると、朱鳥は少しほっとしたような顔をして、数分もしないで寝息を立てて気持ちよさそうに眠りについた。
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