ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐

朱鳥side

次の日から、少しずつカウンセリングが再開された。

前みたいに、北斗先生の病院に一人で行くのはまだ苦しいから、楓摩に送ってもらって、帰りは楓摩が迎えに来てくれる。

私がカウンセリングをする時は、北斗先生がクリニックに看護師さん以外誰もいない状態にしてくれるから安心出来る。

「じゃあ、朱鳥ちゃん。今日は、おじさんの話について詳しく教えて。前に聞いたことも、全部教えて。慣れるために、できるだけ思い出すように想像してみてね。辛かったらすぐに言って。」

コクン
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