ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐

朱鳥side

「楓摩……私、どんな顔すればいいの?……………わかんないよ…。今更、なんで謝るの……?嫌いなのに…恨んでるのに……なんで、今更…。やだ。絶対、許さない……許したくない…けど…………。」

心の中がぐちゃぐちゃになる。

あの人は…私に、沢山酷いことをした。

今だって、そのせいで苦しい……

けど…………仮にも、私が生きてるのはあの人のおかげ。

辛かったけど、それでも生きれるだけのご飯と住む場所、そして親となってくれた。

そう思うと、恨むにも恨みきれないよ……

あの人の言葉、信じてもいいの?

もう、殴らない?

もう、蹴らない?

「朱鳥、もう信じても大丈夫だよ。大丈夫。もう、怖くない。誰も、傷つけない。大丈夫だから。」

大丈夫?

ほんと?

怖くない?

その時

暖かい熱が伝わってくる。

楓摩に抱きしめられてる……

「もう、怯えないで。」
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