ある雪の降る日私は運命の恋をする‐after story‐

入院

「うぅ……ま…ま…………まんまっ…」

「よしよし、どうしたの……」

そう言って柚月の頭を優しく撫でる。

柚月は昨日からこの病院に入院。

葉月は、臨時的に預かってくれる保育園に預けてきて、私は柚月の付き添いをしている。

柚月の小さな体に繋がれた点滴がとても痛々しい。

熱が高いのか、柚月はとっても辛そうで、見ているだけでこっちまで気持ちが辛くなる。

楓摩も私が入院している時、こんな気持ちだったのかな…

自分の大切な人が弱って辛そうにしているのを見るのってこんなに辛いんだ。

心配で、不安で、可哀想で胸がキュッと締め付けられる。

「早く、熱下がるといいね…」

そう言って、柚月の手をそっと握る。

すると、柚月は弱い力で私の手を握ってくれた。
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