木の葉の数だけ書く日記
春風吹いて

日々のこと

最後のページを見ると、何が悲しかったのか嫌だったのかもわからない。
神様がくれた「忘れる」と言う機能。
こうして人は悲しみを乗り越えられるようにできていると、昔救いを求めて入った教会のアンドレス神父が言った事は本当だ。

あまりにも悲しい事にもそれは起こる。
私の中の封印された記憶達は、時が過ぎるのを私の中で待っているのだろう。

時々切れ端が出てきて、辛くなるし、何かが引き金になりフラッシュバックを起こした時は自分で自分を救えない。

思いだそうとしたら、頭にもやがかかって頭痛が起きる。

そうして思い出さない事で私は心を守り、子供を育てているのだ。
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