木の葉の数だけ書く日記
明日こそ、明日はきっと、と、二人で緊迫している事に疲れたのか。

担任の、本人の悪意もないが自覚もない、あの時の言動の強さが、張りつめた心を砕いたのか。

二人で二日眠らないで登校できるように徹夜した。

駄目だった。
子供は二日分寝た。

疲れているようで、いびきをかいていた。

途中、二人で生きるとか死ぬとかになった時、私達はもう二人とも完全に潰れてた。

私もただでさえ、いつ倒れて植物か死かと言われているなか頑張ってたのに、とうとう子供が言った。

「お母さん、死んでもいいよ。
どうせすぐ後で僕も死ぬから。」

言い出した。

とうとう私が力尽きた。
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