木の葉の数だけ書く日記
カツオシンドロームの事件の数日前、私は子供にそしられて、お荷物だと言わんばかりにキレられて、リスカをしてしまった。

それ以上切ったら、入院が必要な時に受け入れ先がなくなるし、死ぬ事は子供を捨てる事と、葛藤して、私は剃刀の角を深く動脈に刺し、哭き声をあげた。

聞き付けたケイが飛び込み、背後で体をくっつけて、そのまま眠ってしまった。

3針縫わなきゃいけなかったけど、前科がつくのでテープでくっつけるのに、出血とかでなかなか閉じずに開いていた。

私は皆のお荷物なんだ。

ユウも私がいたら結婚出来ないかも知れない。

ケイが不登校になったのもきっと私のせいだ。

母が言うように、私が生きていると周りの人間が不幸になるんだ。
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