キラキラと輝く失意の世界で君を恋う
ぐるぐるぐるぐる。
それは血液のように。
ぐるぐるぐるぐる。
巡り続けた。
帰りの道のりは地獄だった。
どこを見ればいいのか分からないし。
何を話せばいいのかも分からない。
苦しくて苦しくて堪らないのに。
小さな箱に積み込まれた大量の中の私たちのその距離は紙一枚挟めない程に近くて。
苦しさに息が詰まりかけた。
「由さん」
ぎゅうぎゅう詰めの小さな箱から逃れて。
人一人分の距離を開けて。
私たちは歩いていた。