【完】壊愛ー姫は闇に魅入られてー





「んっ...ムギ...?」


「流、おはよ」


「...はよ...」



せっかく被せてあげた毛布を起き上がって退かす流。



欠伸をしながら、ボリボリと。
服の裏に手を突っ込んでお腹を掻く流。



...突然の腹チラに、見ていいのか悪いのか、なんだかイケナイ気持ちになってくる。






「朝...あっ、もうお昼だけど。
ご飯、すぐ作るね」



「おー...」



まだ眠たそうな流を横目に、キッチンに向かった。



わたしたち...恋人なんだよね...?



...なんだか実感湧かないっていうか...夢みたい。



だって私があの流と付き合ってるんだよ?


信じられない


やばい


どうしよう


好き!!!!!!







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