気づいたときには
離婚
「もう君とはやっていけない」

「え...?どういうこと?」

「離婚して欲しいんだ」

俺は自分のところを記入済みの離婚届を妻に差し出しながら言った


「な、なんで?私なんかした?ダメなところあったならちゃんと...」

妻の言葉をさえぎるように


「もう疲れたんだ。自由になりたい」

冷たく言い放った


「凜のことはどうするつもり?」

「君に引き取って貰いたい。俺の人生に君たちは必要ないんだ」

酷いやつだと思ってくれて構わない

自由になれるなら


「分かったわ。離婚届は私が記入して出しておくわ」

そう言うと妻は家から出て行った


荷物は後で取りに来るのだろうか

凜はどうするつもだ...?

もう寝ているしそっとしておくか

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