気づいたときには
必ず疲れて帰ってこれば

優しい笑顔で迎えてくれて

温かいご飯が用意されていた

風呂も用意してくれていた

部屋も散らかっていたこともない

洗濯物も溜まっているのを見たこともない

凜の面倒も...


いつも必ず完璧な妻で居てくれた

俺は何に不満を抱いていたのだ

何が自由になりたいだ

俺はいつだって自由だったんじゃないのか...?

自由になりたかったのは元妻の方だったかもしれない
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