恋という名の青春を。
3年後の君と僕に。

“あれから”3年。

俊サイド



初恋から、3年。



俺は高校生になった。




今は高校1年の冬を静かに過ごしている。



俺の『静かに過ごす』は、マスクをつけて、少し長い前髪で目を隠して目立たない生活をすること。




中学生の時に結構、嫌な思いをしたからもう俺は自分の容姿を隠そうと思った。



ちなみに中学生の頃を振り返ると…。



俺はトイレで泣いたあと保健室に行って仮病を使って早退した。


翌日、学校に行ったらみんなからどうして早退したんだ、と質問ぜめされた。←その質問にはノーコメントだった。


俺を含めた生徒と先生は日向さんがいなくなったことにかなりダメージを受けていた。


まぁ、日向さんは成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗だったからね。←お前が自慢することじゃない。



それから数週間した秋の日。



俺は突然男子からハブられるようになった。



理由はわからない。ってゆーか、無視されてたし。相変わらず女子はキャーキャー言ってたし。



和は最初は俺の味方をしてくれた。


でも、突然和も俺から離れていった。



それから中学卒業まで俺はハブられ続けた。



正直、「またか…」と思った。


俺は小学生の時も男子からハブられていた。


まるで、反比例のようだった。


女子から好意を向けられる程、男子から嫌悪を向けられた。


小学生の時はそれが嫌で敢えてみんなと違う中学を選んだ。




でも、結局同じだったんだ。



みんな、女子も男子も同じだ。結局単純な生き物なんだ、人間なんて。



だからこそ、みんなと違った日向さんがいなくなったとき、俺は光を失った気がした。



もう、期待はしない。


日向さんと会うこともない。




俺が選んだから…これでいいんだ。












…回想終了。




「おーい!今日の日直は放課後までに職員室に課題全部を持ってきてくれー」



担任の声で現在へ戻される。


ってか、俺今日、日直じゃん…。


めんどくさー…。


今日の日直は俺ともう一人…




歩羽 有眞【フワ ユウマ】



とても可愛いらしいお顔のクラスメイト。


だから当然、女子にモテる。

そして当然、男子から嫌われる。


まぁ、昔の俺を見ている感じだ。






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