さよならの時まで、笑顔で
.



「玲香、覚えてる?」




お母さんんが心配そうな声色で問う。




確か、



あの時...。




「たおれ、た?」




半信半疑で聞いてみる。




「そうよ、いきなり倒れたのよ」



「ほんと目が覚めてよかった」




やっぱり、倒れたんだ...。




お母さんもお父さんも、目に涙を溜めながら私を見る。




「ごめんね。」




心配をかけてしまって。


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