さよならの時まで、笑顔で
.



「嫉妬、した。」



嫉妬...?



「誰に?」



「玲香のメイド姿を見るやつ全員。」



なんで?



どうして私のメイド姿を見る人に、ひーくんが嫉妬するんだろう...。



私が首を傾げていると、「はあ」とため息をついた。



そして、私の頭をそっと撫でながら言った。




「玲香のかわいい姿は、俺だけが知ってればいいってことだよ。」



一気に自分の体の体温が上がるのがわかる。



私は、恥ずかしくなって



「は、はやく、き、教室、も、戻ろう?」



3人を置いて、早歩きで自分の教室に戻る。


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