さよならの時まで、笑顔で

∟episode.3

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ひーくんと離れると決めてから、2週間がたったある日の放課後ー。




「明日だね!」
「私、文化祭彼氏と回るんだ~」
「いいなあ!」
「私は、中学の時の友達が来てくれるって!」




周りは、もう明日の文化祭のことで頭がいっぱい。




「なあ、隣のクラス何やるか知ってる?」
「知ってる知ってる!お化け屋敷だろ?」
「気になってるから、行かねえ?」
「お、いいね!俺も参加する!」



友達と話す内容も文化祭のことー。




「玲香、明日楽しみね!」



「うん、そうだね!」




もちろん、私たちもー。




「玲香、分かってると思うけど、明日、変なやつに絡まれたらすぐに中に入ること。
それと.......。」




「分かってるよ、ひーくん!
真海に言うことを聞く、でしょ?」




「それと、疲れたら俺に言うこと。
わかった?」




「うん、わかってる!」




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