占いのお陰でシンデレラになれました!~奇跡の偽装結婚
「別に差別をするわけではないが、育った環境が違うといろいろな価値観も違うものだ。
それを乗り越えるのは難しいものだぞ。」

「はい、父上。
なんとか二人で乗り越えていくつもりです。」

「……そうか。」



苦虫を噛み潰したような顔…やっぱり、お父さんも私のことは歓迎してない感じ…
まぁ、そんなことは予想出来てたことだけど…
こういう環境の中でやっていくのは、やっぱり大変なことだよね。



「ねぇ、あかねさん…
あなたはまだウェイトレスを続けていらっしゃるの?」

また伶佳さんの質問が始まった。



「い、いえ、もうやめました。」

「まぁ、それじゃあ、毎日退屈でしょう?」

「いえ、習い事を始めましたから。」

「そうなの?何を?」

「え、英会話を…」

「えーーーっ?あなた、英語がお出来にならないの?」



伶佳さんはまんまるな目をして、私を見つめる…
いや、驚くのは私の方ですから。
何?お金持ちっていうのは、みんな英語がペラペラなの??



「はい、私は英語がまるで出来なくて…」

「まぁ…それで、今まで不便はなかったの?」

「は、はい、まぁ…」



外国人と喋る機会なんてなかったし、外国に行くこともなかったから、そんなの全然困らなかったよ。
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