歪な光
年上なのに、愛おしくて愛らしく感じる。






「瞬ちゃん、笑って?私に会えて嬉しい?」






そう尋ねると、止まらない涙のまま、笑って見せてくれた。





「嬉しいよ。もう二度と会えないと思っていた」






震える声で呟く瞬。
濡れた瞳の中には私が映ってる。






「レインは元気かな?」





「石川さんと宮城さんが、派出所で二人が交代で世話してくれてるって」






良かった。
レインも無事、これでみんな元に戻れるのかな?





「もう瞬ちゃんは、罪を問われることはないんだよね?」






「うん、真白が被害届取り下げてくれたから」





紙切れ一枚で、罪を背負ったり無くなったりするんだね。





< 152 / 165 >

この作品をシェア

pagetop