家政婦になりました。2(亀更新です。)



パチリ、と目を覚まして見える景色に違和感を覚える。



『.....知らない天井だ。』


そう言った後昨日は本城家にお泊まりしたことを思い出す。

私に抱きついている空良君はまだぐっすり眠っていた。


起こさないようにそーっと腕を出して枕元に置いておいた携帯を見るといつも通り朝の4時半。


身に付いた生活習慣に感謝しつつ、またもや起こさないようにそーっと布団から抜け出す。



そのまま空良君の部屋を出て共同の洗面所があるところへ向かうと、



『白木さん万能すぎる。』



そこにはコップと歯磨きセット、フェイスタオルが置いてあった。



ーー朱音へ。どうぞ使ってください。 白木ーー


と、一言添えてあった。


< 436 / 437 >

この作品をシェア

pagetop