大好きな君と
「なぁ、香音」
「ん?」
「何持ってけばいいのか分かんねーんだけど」
「しおりに書いてあるじゃん!
ほら…財布、しおり
…あとは…その他必要なもの………だって
なにこれ、適当すぎじゃん!」
「まだ初見だったのかよ
おせーよ」
「ごめんごめん
その通りに持ってればいいんじゃない?
あ、それに修学旅行の次の日、漢検じゃん!
参考書とか持っていけば?」
そうそう、この学年でふたりだけ修学旅行の次の日っていうありえない日に行われる漢検を受験することになっていた
そのふたりっていうのは…あたしたちのこと
あたしたちふたりは変に先生達に期待されちゃって受ける級は…準一級
勉強してきたからまぁ、ボーダーラインなんだけど
修学旅行が不安すぎて怖い