☆秘密の総長様☆
「じゃあ、俺帰るわ。

美羽、またな」


嵐が過ぎ去りやっと安堵のため息か漏れる。


「美羽、ちょっとおいで」



いやとは言わせない圧力に逆らえない。



「うん」


総長室に入りバタン、とドアが閉まる。


暗い総長室の明かりを付けようと手を伸ばす。

ーーーーーグィ。


捕まれた右手。



ーーーーードサッ。



ベッドに押し倒されたのだと、気づいた。




私を見下ろす想くんの目が怖くて、怯えてしまう。



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