☆秘密の総長様☆

*お前の気持ちが知りたい*

満天の星が見渡せる丘に来てる。


小さな公園があって、屋根がある。


君とこの星を見たかった。


「ごめんな、勝手に連れ出して。


だけど傷つくお前を見たくない」


真くんは、優しい。



口は悪いけど、本当は感情に真っ直ぐで正直なだけ。



私は自分の右手を握った。



「私、想くんの手振り払っちゃった。

きっと傷ついてる」



満天の星空の下なのに、私は上を向けないで居た。 

「美羽は、優しいな。


自分だって傷ついてるくせに、想の心配ばかり」


私は優しくないよ。


「なあ、俺のになれよ。


俺なら美羽を泣かさない。


お前が好きだ」



美羽を抱き締めた。


「私はどうしたら良かったのかな?


私本当は、想くんが、怖かった。



別人に見えて、本当に怖かった」



助けてくれた時、ホッ、としてる自分がいた。





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