☆秘密の総長様☆

*すれ違い*

「美羽ーー


今日は、俺の側に居て欲しいんだ。


帰って来いよ」


切なそうに呟く君が、儚く小さく見えて。


「ごめん、今日は、家帰りたい」

そう呟く美羽に、何も言えないでただ、隣を歩いて送り届けるだけ。


無言が苦しい。


バイバイをする背中が儚く小さくて、抱き締めたくなるのを堪えた。


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