☆秘密の総長様☆

*あのね、それはね…*

「実は、あのね、それはね…想くんが言ってた危険な路地裏通ったら、ヤンキーに、絡まれてそれでーーけど、助けて貰ったから大丈夫だよ」


「はあ?あそこは通ったら危ない言ったよな?


これだから、美羽はほっとけねー。」



ほっとけない、と言った想くんの顔が私の好きな人。


「暴走族をしてるらしいよ。黒龍とか言う」


ああ、あいつらか女拉致ってる噂ある連中。


早い内に殺るしかねーなあ。


「ごめんね」


申し訳なそうに言う美羽が、可愛い。


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