☆秘密の総長様☆
「すっ、すいません!!きゃっ!」


勢いで、降りたせいでまたよろけてしまう私を強く引っ張って、抱き寄せたのは想くんで。


機嫌がメチャクチャ悪い。


あれ?あれれ?


なんか、怒ってる?



「おい、美羽。その格好で外に行くの?あほ?」


あほ!?口、悪くなってるよ、想くん。


「その格好でどうしても行くなら、俺が付き添うよ」


財布をポケットにしまうと、私の手を掴んで歩く。


私は彼の後ろをついていく。
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