☆秘密の総長様☆

*眠れない夜*

美羽の寝顔を見て、俺は、ベッドから起き上がり総長室を出ると


「なんだ、みんな起きてたの?」


普通に起きてた奴等を見やる。


「なんだよ、ああ寝れないんだ?」

ニヤリ、と笑う真。

「うるせーな、いちいち」


真の横にドカっと座る。


「まあ、分かるけどな。」

「お前は、美羽どう思ってんだ?本気なのか?」



俺の質問に、雑誌を捲る手を休めて俺を見る真の顔は、真面目で一瞬、視線を逸らしそうになる。



「本気だよ」


ただ、曇りのない言葉に本気なのが伝わる。


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