☆秘密の総長様☆
夜中、2時頃ーー ふとっ、目が覚めた。



「いやぁ!!やだぁ、誰か」


美羽??


美羽!!


ガバリ、と起きると美羽は体を、震わせ泣いていた。



「美羽、どうした?落ち着け」


俺は、美羽を抱き締める。


背中を擦ると幾分落ち着いた。



「ごめんなさい。

夢を見て」


たくさん、不安にさせた。


そりゃ、怖かっただろう。


あんな、ガラの悪い奴等に追いかけられ、捕まったら何をされていたか、わからない。


「美羽、愛してるよ」



横にして、泣いてる美羽の涙を拭う。


赤ちゃんにするみたいに、胸を優しく叩くとスヤスヤと寝息が聞こえ、安心する。


君の不安が少しでも取り除かれたことに、安堵した。


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