☆秘密の総長様☆

*囚われた美羽*

だけど、まさかまた二人に守られる時が訪れるなんて、誰が予想した?


私達の前からガラの悪い不良が歩いてくる。


「ーーーーッ、美羽、離れるなよ」


途端、鋭くなる目付き。


それは、真くんも変わらず。


「なんだよ、お前ら」


「お前らには興味ないって言ったよね?


その子、蓮池 美羽ちゃんでしょう?


一度、相手して貰いたかったんだ。ニヤリ」


上から下まで舐めるように見られ、怖くなる。


ジワリ、と浮かぶ涙。


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