絶望のトビラ~光への道~
第一章 【牢獄】
ガラガラガラッ!…………



……もうそんな時か……



今日もいつものように僕がいる牢屋のなかの扉があく。



「おーまだ生きてたか。この犯罪者。」

「ははっ ほらよ。飯持ってきてやったぞ。」



僕のご飯は1日1食。夜ご飯だけ。

毎回決まった時になると男の子3人が僕のところへご飯を運びに来てからかうんだ。







なんで僕を嫌うの?









「……なんだよ。食わねぇのかあ?せっかく持ってきてやったのによぉ。」



…………違う。……別に食べたくないわけじゃない。

食べれないんだ。



お腹も空いた。だけど体が拒絶する。
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