ネグレクト
わたしがなんでもいいっていううとシュウは決まりきったコースに行く

コンビニでご飯とかお菓子とかかってホテルに行く。

これがいっつも。

特に文句もないしシュウについていく。

シュウのセックスは、平凡で正直つまんない。

けど、会話がないところが気に入ってる。

だっているでしょ?

「きもちいい?」

「ここがいいの?」

「どうしたらいい?」
とかきいてくるやつ。

あーいうのだいっきらい。だって、わたし、どうでもいいもん。

好きなようにやってくれたらいい。

だから、シュウとのセックスは全く会話がない。

なんか澱んだ空気の中にいるみたいですごく心地いい。






いつものようにおんなじホテルに入っていつもの部屋を選ぶ。
部屋には窓とか一切ないこじんまりした感じ。

私はまっすぐお風呂に向かう。

ちょっと遅れてシュウも入ってくる。

いちゃいちゃって感じとは少し違う。

いたわりあってる…うーーーん。それもちょっと違う。

傷をなめあってる…うーーーん。それもちょっと違う。

傷を見ないふりをしている。
まぁ、うわっつらの付き合いって感じだよね。


でも、わたしは、このぐらいの付き合いじゃないと
人と付き合うことができない。

だって、だれのことも信用してないもん。
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