不誠実なカラダ
第4章 愛されたい それよりも
あの日から、3日が経った。

【今日、会えないか?】

部長からの誘いのLine。

そろそろかと思っていたけれど、実際受け取ってみたら、嬉しくて仕方がなかった。


もう2度と、誘われないと思っていたから。


そして気づく。

私は、部長に抱かれる事を、望んでいるのだと言う事に。


だからこそ、返事をしない。

そこに気持ちがあるのなら、セフレはしない方がいい。


そんな時だった。

また部長からの連絡。

【まだ、怒っているのか?】

胸がキュンとする。

もしかして、繋ぎ止めようとしている?

【怒っていません。】

【じゃあなぜ、返事をしない。】

【もう、会いたくないからです。】


そこから、部長の返事は、途絶えた。

それはそうだ。

会いたくないなんて言われたら、普通の人なら傷つく。

私は静かに、スマートフォンを閉じた。


これで終わり。
< 41 / 45 >

この作品をシェア

pagetop