わたしの太陽


プルルルルル。


晴人からだ。


「おい心羽、どこまで行ったんだ??」


心配してくれてる。


「晴人、さっきのところ来てほしい。」


「.....なんだ?......今から行くよ。」


私は電話を切った。


「美沙ちゃん。今から晴人がここに来る。その時全部話して。もう苦しまないすむように。」




「心羽ちゃん.....ありがとう。」



「おい。心羽。お前なんで美沙といるんだよ。」



晴人は息を切らしてる。


走って来てくれたんだ。



「私の話聞いてほしい。」


言わなきゃ。


私がこれからつく嘘を全部許してください。


「私、晴人と友達になって楽しくて理香子と愛弥、あつと日向と友達になれた。


感謝してる。」


「いきなりなんだよ。。」



「でも、晴人とはもう友達に戻りたくない。


私、瞬とより戻したの。」


ずっと好きなのは晴人だよ。


「今日もほんとは瞬とまわりたかったけど旅行中だから仕方なかったんだよね〜」


うそ。晴人と回れて嬉しかった。


「私わがままだし自己中だからさ、人に合わせるの嫌いなんだよね」


合わせてくれてたのは晴人のほう。


「じゃあね、晴人、バイバーイ。美沙さんまバイバイ」



私は小さく美沙さんに手を振った。



晴人は驚いて言葉を何も発してなかった。



そりゃあ驚くよね。


私はまだ晴人がすき。


でもこの気持ちとバイバイ。

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