配信教室
外へ出るためには３階の窓から飛び降りるしかない。


３階からと言っても下はコンクリートで固められた地面だ。


良くても骨折は免れられないだろう。


考えている間に真央がやって来た。


その顔は相変わらず青ざめている。


「ねぇ、本当にやるの？」


やっぱりか。


真央の言葉を聞いて気が付かれないようにため息を吐き出した。


真央は躊躇している。


賞金はほしいが、殺し合いの主催者側に回るなんて度胸はないのだ。


「今更何言ってんの？」


そう言ったのは立花だった。


立花は普段見せないような険しい表情を真央へ向けている。


「だって……」


強い態度の立花に真央はひるむ。
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