配信教室
終焉
すべてが終わった。


宿泊施設で起こった大量殺戮はニュースになることはなくても口コミで全国を騒がせ、さすがに警察も黙っていることができなくなった。


《マッドマン・ムービー》の設立者は警察上層部の人間だったらしいことが判明し、大問題に発展した。


俺たち生き残りは被害者として腫物のような扱いを受ける日々が続いていた。


たった4人になってしまった教室は寂しかったが、この4人なら心が廃れるようなこともなかった。


《マッドマン・ムービー》は消え去り、俺の中の悪魔もひっそりと鳴りを潜めている。


「今日はいい天気だねー。放課後にクレープでも食べに行こうか」


登校途中で沙希がそんな事を言う。


「昨日も食べに行っただろ」


呆れてそう返事をすると咲紀はふくれっ面をして「だって今週はカップル様半額だよ? 行かなきゃ損だよ」と、言い返して来た。


たしかにそうだけど、そんなに毎日甘い物を食べたいとは思えない。
< 223 / 225 >

この作品をシェア

pagetop