学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます
「2人はさぁ、付き合ってるの?」
「っ、?!いや、付き合ってないです!全然!そんなんじゃないです!」
「え、そうなの?…ちょっとアリサ、まだい
けるじゃん」
話しかけてきた矢口さんが、隣の高野さんにそう言った。
高野さんは「けど…」なんて口をもごもごさせていたけど、ほんのりピンク色の顔を見れば、まだ柊くんのことが好きなんだって伝わる。
「緒方おはよう!」
聞き覚えのあるその声が響いて、女子グループたちが「じゃあまたね」と言って、私の席から離れて行った。
「あ、おはよう。土田くん」
「うん。良かった。緒方普通で」
「え?」
「いや、なんでもない」
土田くんは、私と鈴香ちゃんになにかがあったこと、知ってるかな。